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ドラフト要注目の高校生捕手4人

 

大熱戦が数多く繰り広げられた今大会では、多くの有望選手が聖地で躍動した。ここでは本誌選りすぐりの好選手たちを一挙掲載。夏に向けての成長が今から楽しみだ。

柘植世那・健大高崎(群馬)3年
欠かせない屋台骨


捕手/右投右打/176cm78kg/1997年6月3日生まれ/群馬・高崎市立矢中中[藤岡ボーイズ]出身



 宇部鴻城との1回戦で記録員としてベンチ入りした同級生の片山拓馬は、主将の存在感をこう語る。「柘植がいて初めて健大高崎。オンとオフの切り替えがしっかりしている」。2年夏の甲子園でも8強進出のメンバーで、「グラウンドの指揮官」と言っても過言ではない。だからこそ、チームを一歩引いた視線で見られる。「機動破壊? 夏と比べると……。春の段階ではまあまあ。思い切りの良さ、決断力がまだまだです」。

 左腕エース・川井智也を2試合完投勝利へ導いたのも、柘植の巧みなインサイドワークがあったから。昨夏の甲子園で8盗塁の個人1大会最多タイ記録を樹立した平山敦規(4月から東海大進学)を紅白戦で1度二盗を刺し、肩に自信を深めた。今春も8強進出の守りの原動力となった。

2015センバツ成績

1回戦:宇部鴻城(山口) ○9-1 三番捕手 5打数 2安打 0打点 0本塁打 1三振 0四死球 0盗塁
2回戦:天理(奈良) ○3-1 三番捕手 3打数 1安打 0打点 0本塁打 1三振 1四死球 0盗塁
準々決勝:東海大四(北海道) ●0-1 三番捕手 4打数 0安打 0打点 0本塁打 2三振 0四死球 0盗塁
計3試合:打率.250 12打数 3安打 0打点 0本塁打 4三振 1四死球 0盗塁

堀内謙伍・静岡(静岡)3年
ケガを克服し肩を磨く


捕手/右投左打/176cm80kg/1997年4月15日生まれ/静岡・私立東海大翔洋中出身



 強打・静高のクリーンアップで四番・捕手を任されるチームの司令塔だ。昨夏も甲子園の土を踏み、1回戦敗退(対星稜)ながら4打数1安打。二塁送球は・・・

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