今週号でこれまでに紹介してきた選手以外にも、前半戦だけで多くの記録が達成・更新されてきた。ここでは選手たちが刻んだ記録と、今年達成されそうな記録をまとめた。後半戦は両リーグの優勝の行方はもちろん各選手たちの活躍からも目が離せない!まずは前半戦に達成された記録の紹介から。 Hバリオスがプロ野球タイ記録
ソフトバンクのバリオスが5月20日の
オリックス戦(ヤフオクドーム)の8回に登板し1イニングを無失点に抑え、17試合連続ホールドのプロ野球記録に並んだ。バリオスは2011年に入団も今季は2度目の育成契約でのスタートだった。しかしオープン戦で結果を残すと開幕前に支配下登録を勝ち取り、快投を続けた。
「シーズンが始まる前は、開幕一軍も想像していなかった。本当にうれしい」と語った苦労人が05年の
阪神・
藤川球児(現・四国IL/愛媛)がマークして以来の快挙を達成した。
L中村が通算13本目の満塁本塁打
西武の
中村剛也は7月1日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)の9回無死満塁で左中間へ一発を放った。満塁弾は今季2本目で自身通算14本目とし、
王貞治(現ソフトバンク会長)の持つプロ野球記録にあと1本と迫った(その後後半戦に入り、タイ記録に!)。14本はほかに
藤井康雄(当時オリックス)、
中村紀洋(当時
DeNA)に並ぶ2位タイで、パ・リーグでは藤井に並ぶ最多タイ記録。「巡り合わせもあるし、簡単ではないですよ」と冷静に話したが、現在31歳のおかわり君がプロ野球記録を塗り替える日はそう遠くはないはずだ。
39歳6カ月の先頭打者弾
楽天の
松井稼頭央は4月25日の
ロッテ戦(コボスタ宮城)で、
柴田勲に並ぶ6位タイとなる自身25本目の先頭打者本塁打を放った。松井は39歳6カ月であり40歳になるシーズンに先頭打者本塁打を打ったのは、87年の
福本豊と90年の
大島康徳に続いて3人目だ。
第1号が先頭打者本塁打
ロッテ新人の
中村奨吾は4月30日の西武戦(QVCマリン)にプロ入り初めて一番打者で出場し、1回裏に第1号本塁打を放った。プロ野球史上29人目(1リーグ時代5人、パ14、セ10人=外国人を除く)。新人の初本塁打が初回先頭打者で打ったのは2リーグ制後6人目である。
球団初の9二塁打
西武は5月13日の
日本ハム戦(札幌ドーム)で12日の同戦に続く2試合連続の先発全員安打を記録。西武としては90年4月28、30日のロッテ戦以来である。この試合で西武は二塁打9本の球団新記録を樹立。これはパ・リーグ史上7度目の快挙だ。
4試合連続猛打賞
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