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特集・徹底追跡!あの男たちの最新動向

松坂大輔、由規 ケガと闘う“リハビリ組”たちのストーリー

 

大きな期待を受けがらケガに泣き、15年シーズンの大半を治療に充てた選手は少なくない。ペナントレースも佳境を迎え、各チームともに総力戦で最終局面に挑む時期に、己と向き合い再び陽の当たる場所へのカムバックを目指す“リハビリ組”。ここではそんな孤独な戦いに終始した2人の動向を探る。

松坂大輔・9年ぶり国内復帰も一軍登板なし




 右肩の手術を終え、関東地方の病院を退院した8月26日、ソフトバンク松坂大輔は球団を通じたコメントで現在の心境を明かした。

「執刀していただいた先生のおかげで手術は成功し、抜糸も終わりました。今季はまったく投げることができず、たくさんの方々の期待を裏切る形になり本当に申し訳ありませんでした。ずっとサポートしていただいた球団、スタッフ、チームメイト、リハビリ中も声を掛け続けてくれたファンのみな様、病院のスタッフのみな様に感謝しています。この御礼をする為にもできうる限りの完璧なリハビリをして、来季マウンドに戻ってきます」

 手術では右肩関節の「関節唇および腱板クリーニング術」、「ベネット骨棘(こっきょく)切除術」、「後方関節包解離術」を施した。腱板の部分断裂などの症状はなかったことから、全治は6カ月。順調に回復すれば来季の開幕には間に合う見込み。工藤監督は「早く結論を出した方が、切り替えもしやすい。来年、不安なく投げられるなら、その方がいい」と背番号18の決断を後押しした。

 松坂は今季メジャー・リーグから9年ぶりに国内復帰。春季キャンプは右手のマメをつぶすアクシデントはあったものの、順調に調整し、開幕2カード目となる3月31日のオリックス戦(ヤフオクドーム)での先発が内定していた。だが、開幕前のインフルエンザ発症でその計画は白紙となり、4月2日には右肩の筋肉疲労が判明した。ノースロー調整の措置が取られ、5月20日に二軍オリックス戦(高知)で実戦復帰し2回1失点だったが、2度目の登板予定だった24日の広島戦(中津)の試合前に異常を訴え、離脱した。

 リハビリは長く苦しいものになる。梅雨が明けたある日には「この空のように僕の右肩もすっきりしてくれればいいんですけどね」と寂しげに笑ったこともあった・・・

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