首位を追いかける残り10球団の打線事情を診断していく。夏に向けて爆発を待つ打線やこれから型を作っていく打線――。どの打線が一番スゴいのか。 日本ハム・パワー&機動力も兼備!北のブリザード打線
1.
陽岱鋼 2.
西川遥輝 3.
田中賢介 4.中田翔
5.
大谷翔平 6.
レアード 7.
谷口雄也 8.
大野奨太 9.
中島卓也 得点を生み出す大動脈になりそうな流れを探す。今季の
栗山英樹監督は日替わりに近い形で打線を組み続けている。それは固めることができないというネガティブな思考ではなく、どちらかと言えばポジティブな戦略。唯一不動のポジションは四番を張る中田翔のみ。指揮官は「どうすれば一番勝ちやすいのか」を追求し続けている。
明らかな違いは大谷翔平の活用法だ。通年で低迷していた昨季から進境著しく打線の核になった。今季は主に日曜に投手として登板。そのため火曜から木曜の試合はDH。金曜から日曜は調整も含めて投手に専念で打者では欠場というパターンになっている。これによって6連戦ならばカードごとに組み替える必要性があるのだ。
豊富な陣容からベストとにらんだ選択を行っている。昨季は12ゲームの大差で
ソフトバンクに圧倒されて2位に終わった。陽岱鋼、西川遥輝、中島卓也ら快足選手も多く機動力を使えるが、今季は思考を転換した。近年の強みであった伝統のスピード感ある攻撃を殺さず、パワー勝負を挑める破壊力も重視していると言える。打者では中軸、投手で登板日の打順を下位ではなく上位に据える「リアル二刀流」の大谷の積極起用が、その象徴だ。
好循環を呼ぶために今も試行錯誤を続ける・・・
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