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2017プロ・アマ球界大展望

【女子野球展望】国内での強化が期待されるシーズン 新たなスター候補誕生なるか?

 

2016年は韓国で開催された女子W杯を制し、大会5連覇を達成するなど、世界に日本の女子野球の強さを知らしめる1年となった。17年は代表活動は未定だが、18年のW杯6連覇に向け、国内での強化が期待される1年となる。8年目を迎える女子プロ野球界から、新たなスター誕生を待ちたい。
取材・文=長谷川晶一(女子野球評論家)、写真=BBM

2016年王者の兵庫ディオーネ


新体制、新人事


 2010年にスタートしたJWBL(当初はGPBL)も、いよいよ8年目のシーズンに突入。たび重なるリーグ改革、チーム再編が続いたものの、少しずつ地域密着化が実現し、埼玉、京都、兵庫(淡路島)での認知度は着実に高まってきている。17年の機構運営で大きく変わったのは、東北を拠点としていたレイアが京都に移転すること。「東北に女子野球を広める」という、当初の理念は志半ばであるものの、京都フローラのおヒザ元であること、高校を中心とするアマチュアチームがたくさんあることなど、レイアの若手選手にとっては、さらなるレベルアップに向けて環境が整うのは事実。機構サイドでは「東北でも試合開催を予定している」と発表しているので、日程決定を楽しみに待ちたい。

 また、埼玉アストライアの新監督に中島梨紗が就任。人望があり、経験豊富な彼女がどんなチームを作るのか。その手腕に注目したい。

期待のルーキーは9名


 17年から新たにプロのユニフォームに袖を通すのは全9選手。その内訳は・・・

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