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問われた「超高校級」の真価

報徳学園高・小園海斗 3拍子そろった「日本一のショート」へ

 

春夏連覇を成し遂げた大阪桐蔭高をはじめ、甲子園で躍動した高校球児たちが挑戦したアジア選手権。「超高校級」と言われ、今ドラフトの目玉となるであろう逸材がアジアの強豪たちとぶつかった。
取材・文=岡本朋祐 写真=田中慎一郎


 あるNPB球団のスカウト幹部は、宮崎での視察を「すでに、評価は決まっている。元気にプレーしているのかの確認」と位置づけていた。この観点から言えば、小園海斗の“最終ジャッジ”は大会前の8月28日時点で決まっていたと言っていい。

 2万5018人の観衆が集まった大学日本代表との壮行試合(神宮)の8回表、一死から右越え本塁打。147キロの直球を強振し、木製バット初アーチだ。「手応えは良かった。速いボールに振り負けないよう対応してきた」。対戦したのは、日体大の152キロ右腕・松本航(4年・明石商高)。日米大学選手権とハーレム・ベースボールウイークで最優秀投手に輝き、「ドラフト1位候補」と言われる逸材からの一発に、小園の・・・

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