“師匠”が直撃 1992年に近鉄でプロのキャリアをスタートさせ、オリックス、中日、楽天、そしてDeNAなどを渡り歩いてきた中村紀洋が、5月5日の中日戦(ナゴヤドーム)で、通算2000安打を達成した。 球界を代表する打者として本塁打王、打点王に輝く一方、2度の戦力外通告を受けるなど、波瀾万丈の野球人生を送ってきた中村を、07年に戦力外から育成枠で獲得し、ともに日本一を経験した中日時代のコーチである“師匠”森繁和氏が直撃した。 取材・構成=佐野知香
写真=荒川ユウジ(インタビュー)、前島進
中日時代の経験が2000本にも生きた 森 2000安打達成おめでとう。
中村 ありがとうございます。
森 この前も落合(博満)と話していたんだよ。谷繁(元信)もそうだけど、一緒に野球をやったやつらのこういう姿を見られるのはうれしいなって。
中村 落合監督と森コーチの下でプレーした中日時代があったから、いま野球ができているんだと思います。まだ落合さんには報告できていないので、いつかごあいさつさせていただきたいと思っています。まあ、きっと褒められることはないと思いますけど(笑)。
森 そんなことないよ。出て行くときは「自分で決めろ」というふうに言われたとは思うけど・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン