Photos by Hitoshi Sakurai ニューリーダー 堂々としたグラウンドの立ち居振る舞いから、ともすれば忘れがちになってしまうが、背中に背負う“7”番も、ユニフォームの胸に刻まれた“C”マークも、どちらも今季から身に着けたものだ。
24歳の
ロッテの若きリーダー・
鈴木大地。昨年同様に、6月29日時点までチームで唯一全試合に出場し、毎日のように声を張り上げ、持ち前の元気でチームを鼓舞。さらには6月8日の
巨人戦(東京ドーム)から6月28日の
オリックス戦(QVCマリン)まで14試合連続安打を記録し、プレーでも欠かせない存在となっている。
だが、この間、チームは5勝9敗と苦しい結果に。自身の活躍が勝利に結びつかない状況に歯がゆさもあっただろうが、6月29日のオリックス戦(同)では連続試合安打こそストップしたものの、好守で6日ぶりの白星に貢献した。「“新しい背番号7像”をつくりたい」と意気込んで臨む今シーズン。前任者は偉大だが、一つひとつのプレーが少しずつ、鈴木大地の名前を不動のものに高めていくはずだ。
▲すずき・だいち●1989年8月18日生まれ。静岡県出身。175cm79kg。桐蔭学園高−東洋大−ロッテ12 3位。内野手。背番号7