2013年、新生・小久保ジャパンの初代メンバーに選出された。川端慎吾は自身初の代表選出に、未体験のプレッシャーを感じたという。代表の重みを知った男が今、チームを背負い安打を量産中だ。 写真=内田孝治、小山真司 “ガラスのプリンス”。そう呼ばれたのはもう、過去の話だ。
長期離脱なくシーズンを終えた2014年は規定打席に到達し、初めて打率3割を超え、本塁打10、打点69とキャリアハイを叩き出した。それまでの8年間はケガに泣かされ、規定打席到達はわずか3度と悔しい思いをしてきた。そんな男が変貌を遂げる。「これまで以上にケアを心がけるようになりました」と一昨年までは不調を感じたときにしか訪れなかった治療に、状態の良し悪しに関わらず足を運ぶようにしたことで体調が安定。
ヤクルト不動の三番となり、リーグトップの打率を誇った打線をけん引した。
その勢いは今シーズンが開幕してもとどまることはなく、3月29日から11試合連続安打を放つなど、打率が3割を超えた4月2日以降5月30日時点まで、一度もその大台を割り込んではいない。
そしてもうひとつ、川端を語る上で欠かせないのが・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン