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記録の周辺

ピンチに強い菅野智之(巨人)とピンチを未然に防ぐ大瀬良大地(広島)

 

セ・リーグ防御率1位の広島大瀬良大地と2位の巨人菅野智之が、ともに8月17日に勝利を飾った。ここでは、2人を記録面から比較してみたい。

菅野は走者一塁で被打率.309とピンチを広げる傾向がある


別次元にいる菅野


「ギアを上げる」という言葉が普通に使われるようになった。要は、ピッチャーがピンチの場面で、それまでとは比べものにならないほど強い球を投げ込むという意味だ。高校野球でも、金足農のエース・吉田輝星は「三段階ある」と話していた。

 昔は結構、微妙な言葉だった。要は「では、それ以外は力を抜いているのか」という話である。かつて、下位打線とクリーンアップ、走者ありとなしでギアの上げ下げをした巨人・江川卓(1979〜87)が「手抜き」と批判を浴びた時期もあった。

 ただ、実際には・・・

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