野球界で当たり前のように使われている言葉やプレー。「結局、それってどういうこと?」と聞かれると、意外にうまく説明できない事象を、データや数字を使って解析していく。第30回のテーマは「エンゼルス・大谷翔平のファストボールに対する強さ」だ。 ファストボールへの強さと好球必打の姿勢。大谷の全打球の36%はフォーシームをとらえたものだ/写真=Getty Images
ピッチトンネルの軸となるファストボールをつぶす
今回もエンゼルス・大谷翔平選手の打撃データをひも解きながら、バッティングを分析していきます。これまで大谷選手の打球速度の最速がMLB全体で205位の時速183.3キロに対し、“平均”打球速度ではMLB全体で11位の時速149キロを記録していること(
Vol.28)、ファストボールに対して強さを見せていること(
Vol.29)を解説してきました。今回は球種別の打球データを見ていきながら、あらためて大谷選手がファストボールに対して強さを発揮していることを確認していきましょう。
目を引くのは・・・
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