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ロッテ・荻野貴司 機動力野球の体現者として/斬り込み隊長の矜持

 

荻野が1年間走り続けることができれば盗塁王も見えてくる


 球界屈指のスピードスター。荻野貴司が一番打者として1年間仕事をまっとうしたとき、ロッテの野球は大きな変化を遂げているはずだ。

 プロ8年目の2017年シーズン、自身最多の103試合に出場した。盗塁数は自身最多タイの26。これは日本ハム西川遥輝西武源田壮亮に続くリーグ3位の数字だ。毎年のように故障に泣かされている中でも、ルーキーイヤーだった10年から8年連続で2ケタ盗塁をマーク。その足はチームにとっても大きな武器となっている。

 17年は大きなケガもなく、チームでは最多の38試合で一番としてスタメン出場を果たした。歴史的低迷を見せ、計11人がリードオフマンを務めるほどスタメンが固定されていない状況ではあったが、シーズン後半には一番、もしくは二番(47試合にスタメン出場)として確かな存在感を放った。

 出塁すれば足がある。「後半戦のように、塁に出てかき回すのが理想。それを最初からできるようにしたい」と一定の手応えをつかんでシーズンを終えた。17年の盗塁失敗は3度だけで、成功率は.897。相手投手にとっては脅威だ。

 井口資仁新監督は「足を使う野球」を掲げている。今季78だったチーム盗塁数の大幅増へ、新たに就任する鳥越裕介ヘッド兼内野守備走塁コーチとともに、春季キャンプから改革が始まる。「まず試合に1年間出ること。盗塁の目標は50くらいで、盗塁王を獲りたいというのはあります」と話す荻野が、機動力野球をけん引していく。

写真=BBM

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