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阪神・大山悠輔 二塁か遊撃の実力を付ければ…/チャンスは任せろ

 

右の大砲候補として打撃の良さを生かし、二塁の守備力を上げていけば、チームに欠かせない存在になる大山



 沖縄キャンプでスポットを浴びる1人が、2年目の大山悠輔だろう。自主トレーニングの落ち着きは自信の表れ。スター候補の片りんは、ルーキーイヤーの終盤にあった。

 2017年10月15日のDeNAとのクライマックスシリーズファーストステージ第2戦(甲子園)で「五番」に起用されて1本塁打を含む4安打を放った。それは首脳陣にとっても手応えとなる活躍だった。

「今年は1年間試合に出続けたいと思っています。それが個人の目標で、1年間一軍にいてチームの優勝に少しでも貢献したいという気持ちです」

 昨季はシーズン半ばの6月23日の広島戦(マツダ広島)でデビューしたが、今季は堂々と定位置を奪って開幕から主力としてプレーする決意でいる。

 昨秋キャンプから二塁と遊撃の2ポジションで能力の見定めをされてきた。首脳陣としても持ち前の打力を生かす方針で可能性を広げていく。

 キャンプ、オープン戦では、西岡、上本ら実績組に、北條、糸原、植田ら若手もそろって競争はエスカレートしていく。

「チームメートでもあり、ライバルでもある。その中で競争になるのは当たり前なので、そこで勝たないと試合に出られませんから」

 2年目で全試合出場となればチームでは05年鳥谷以来。大山が守備力アップを図れば、開幕スタメンはさらに近づく。まずは春季キャンプで急成長をアピールする。
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