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ヤクルト・小川泰弘投手 変化なくして進化なし/いざ、開幕投手へ!

 

今季こそ大役をつかんでみせる


 エースとして、決意の表れだ。小川泰弘はここ2年、開幕投手の座から遠ざかっており、務めれば3年ぶり4度目となる。

「そこ(開幕投手)は目標の一つ。そういった立場で投げることはプラスになると思います」

 久々の大役へ、新フォーム習得に着手している。小川の代名詞といえば、左足を高く上げ、軸足となる右足のかかとを上げるヒールアップが特徴の「ライアン投法」。創価大3年時に、メジャー・リーグで通算324勝の大投手、ノーラン・ライアンの本を参考に習得したものだ。7年目の今季は、腰などへの負担軽減や制球力向上のため「脱ライアン」に挑戦する。

「変化を恐れていては勝負にならない。変化していくことが成長につながると思う。手応えはあるし、これからいいボールを増やしていきたい」

 昨季は、疲労骨折をした右ヒジの手術明けで開幕一軍はならず。それでも、8勝5敗、防御率2.75でチームの2位躍進に貢献。それでも満足せず、「1年間先発ローテで投げることができてこそ、チームのためになる」と年間通して戦い抜くための試みだ。胸付近まで上がっていた左足は腰あたりまで落ち、ヒールアップもなくなった。変化なくして、進化はないのだ。

 オフは巨人上原浩治とも自主トレを行った小川泰弘。過去3度の開幕投手では、2勝1敗と勝ち越している。2年連続を狙うブキャナンが最大のライバルだが、負けてはいない。進化の先に、大役は待っている。

写真=BBM

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