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東京六大学新入生

 

甲子園準優勝&U-18銀メダル捕手が「陸の王者KEIO」に加入


 意欲がみなぎる。憧れだったKEIOのジャージーを着た郡司裕也は2月4日、慶大の練習に初合流して約4時間、汗を流した。Aチーム(一軍)に入り、1月30日にはリーグ戦メンバーが中心の第一合宿所に入寮。仙台育英高(宮城)では昨夏の甲子園で準優勝を遂げた。エース・佐藤世那(現オリックス)と遊撃手・平沢大河(現ロッテ)とともに侍ジャパン入りしたU-18ワールドカップ(日本開催)では銀メダル。実績十分の大型捕手へ、期待の高さを感じた。

同じ東京六大学の法大には侍ジャパンでチームメートの伊藤寛士[中京大中京高]、早大には3年夏の甲子園準決勝で戦った加藤雅樹[早実]と有力捕手が入学。郡司は具体的なライバル名は挙げずも「理想はNo.1と言われるように」と意識が高い



「雰囲気が育英と似ています。大人の指導者が練習を指揮するのではなくて、部員からスタッフ(学生コーチ)を出している。はじめは緊張しましたが、先輩が声をかけてくれ、不安は薄れてきました。やりやすい」

 3年越しの夢が叶った。7歳上の兄・拓也さんが慶應義塾高で外野手、慶大(準硬式)では投手としてプレー。幼少のころから神宮で早慶戦を観戦し、身近な存在だった慶應でプレーする青写真を描いていた。中学時に在籍した千葉シニアでは3年春の全国選抜大会優勝(三番・捕手・主将)を達成し、学校成績は評定平均4.7(5点満点)の秀才だった。競技、学業実績とも申し分なく、推薦入試で慶應義塾高を受験したが、不合格・・・

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