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春季高校野球神奈川大会

 

「盤石の戦い」でリベンジの夏へ一直線!!


日大高との春の神奈川決勝[5月1日]は11対1の大勝で、昨秋に続く連覇を遂げた/写真=大賀章好


 異次元の強さであった。横浜高は7回を終えて9対1と日大高を圧倒していた。決勝はコールド規定(7回7点差以上)が適用されない。9回を戦い、15安打と力の差を見せつけて昨秋に続く県大会優勝を飾った(11対1)。甲子園優勝5度、通算51勝を誇る渡辺元智総監督の勇退後、昨秋から名門を率いる平田徹監督は、春を終えた時点での達成感を口にしている。

「育てながら勝つことをテーマにしてきました。とにかく練習試合から勝ちにこだわってやるんだ、と。勝負にこだわる厳しい姿勢が一つひとつ浸透してきている、勝つことができたのは大きな経験値になる」

 どん底からの再出発だった。152キロ右腕・藤平尚真、左腕・石川達也の両輪に、公家響ら旧チームからの経験者が多く残った昨秋は県大会優勝。だが、センバツ出場をかけた関東大会は初戦で常総学院高(茨城)に敗れた(1対3)。痛恨の逆転2ランを浴びた藤平は試合後に号泣し、取材を受けられないほどのショックを受けた。四番・三塁で3打数無安打の公家も、主砲として敗戦の責任を背負っていた・・・

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