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豪州プロ野球リーグ 18/19シーズン報告2

Honda3事業所から4投手派遣 異文化で学んだ「1球」の意味

 

前、後半組入れ替えの日、Honda3チームの派遣選手が勢ぞろい。右からHonda熊本・菊江、Honda鈴鹿・竹内、Honda・田村、同・栃谷/写真=前田恵


「野球」と「ベースボール」の違いを深く考える場所


 豪州プロ野球リーグ(ABL=Australian baseball league)アデレード・バイトに今季(2018/19)、ホンダ3事業所から4投手が派遣された。狭山、鈴鹿、熊本の全事業所から派遣されるのは3季目で初。11月15日から1月20日の間で前、後半に分け充実の時間を過ごした。

 ABL開幕の約1週間前、一足早くアデレード入りしたのは、ホンダ熊本のアンダースロー・菊江龍(朝日大)。その笑顔とコミュニケーション力で、すぐにチームに溶け込んだ。

「日本では打者と勝負せず、自分と戦っていました」という菊江の豪州でのテーマは、「打者と勝負し続ける」こと。さまざまなキャリアを経てABLに集まった選手に触れ、「覚悟を決められる人」がより上のレベルに行くと分かった。

 ホンダ鈴鹿の左腕・竹内諒(早大)は日本選手権出場のため、菊江より数日遅れての合流となった。「野球人生のプラスにしたい」と参加したABL。菊江同様、多くの選手から学ぼうと、積極的に話を聞いた。中でもドイツ人エースの・・・

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