現役時代は用具にはこだわっていましたよ。グラブは自分の手の一部であるかのような感覚を大切にしたかったので、ヒジを真っすぐ伸ばしたときに、グラブの形も真っすぐになるように気にかけていました。年齢を重ねるにつれて、長さも少しずつ長くしました。若いときと比べたら走力なども若干落ちてくる。あと一歩のところで捕球できるか否かが重要になってきますから。
スパイクも歯を多く付けたりするなどして、小刻みに動けるようにしていました。少しだけ大きめのサイズを履いて、踵と甲をがっちり固定することで、足の裏で地面をしっかりつかむ感覚を大事にしていました。