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パ・リーグ、楽天に「頼まない勇気」を持ってほしかった
頼まれれば断れないのだ
星野監督にもしものことがあったらどうするの?

 

星野監督の性格からしてまず断わらない。そこに期待するようなことをやっては……/写真=内田孝治


 どうも楽天とパ・リーグのやっていることがよく分からない。楽天・星野仙一監督が腰の手術をしたことで佐藤義則投手コーチが監督代行となり、オールスター・ゲームも、佐藤代行が指揮を執ることになった。これは「星野総監督、佐藤監督」ということで実行委員会も了承した(6月30日)。

 しかし、楽天が7月2日、佐藤代行を投手コーチに戻し、大久保博元二軍監督が監督代行に就任という人事を行ったことで、ややこしい事態になった。大久保代行は「オールスターの監督はやらない」と明言。

 じゃあ、だれが? となったら、パ・リーグの仲野和男統括は「星野総監督、佐藤監督」をいったん白紙に戻すと発表した。そして、パ・リーグの村山良雄理事長(オリックス球団常務)を中心に監督選任作業に入った。そこで出てきたのが「やっぱり星野監督しかない」。

 これでは星野監督の体調を考えての「星野総監督、佐藤監督」ではなかったことになっちゃうよ。「星野」の名前だけが必要だったというのが、ミエミエじゃないの。

 村山理事長は7月3日・・・

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岡江昇三郎のWEEKLY COLUMN

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プロ野球観戦歴44年のベースボールライター・岡江昇三郎の連載コラム。

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