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Vol.33 高木伴[NTT東日本・投手]

 

侍ジャパンも経験した先発タイプの最注目右腕

昨秋、プロ・アマ混成の侍ジャパンの一員として海外遠征、台湾での親善試合を経験した。高校、大学時代にその才能の一端を見せ、NTT東日本で大きく開花させた。今号のドラフト特集にも名を連ねている社会人最注目右腕の高木伴。実戦でその力を証明できれば、上位指名は確固たるものとなる。

 春先には本調子にほど遠かったが、徐々にその状態は上がってきているようだ。7月18日に開幕する第85回都市対抗野球大会でどのようなピッチングを見せるのか。チームの結果とともに、その投球内容が問われることになる。

 左足の引き上げが良い投球フォーム(9.0点)が印象的である。ただ、軸足に体重がしっかりと乗っているとき、乗っていないときのバラつきがあり、それが良い球と悪い球に分かれる原因となっている。そして、下半身移動を十分にマスターしておらず、重心が高いのが気になる。それでもスリークオーターから腕を柔らかく、強く振れるのが長所だ。



 ストレート(9.0点)の最速は・・・

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プロフェッショナルレポート

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元巨人チーフスカウトで現在はベースボールアナリストとして活動する中村和久によるドラフト候補生の能力診断。

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