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Vol.42 清水優心[九州国際大付高・捕手]

 

184センチ86キロという高校生離れした体格からも、大きな可能性を感じる。夏の甲子園は初戦敗退。1試合のみでも、高いポテンシャルを全国の野球ファンに印象付けた。希望はプロ一本。もちろん上位指名候補だ。

 体格にも恵まれた「打てる捕手」。打撃フォーム(9.0)は軸足に乗せて打つ意識が強く、タイミングの取り方も非凡なものがある。バットの出方もスムーズで、フォロースルーも取れ、ボールをしっかりとらえたときの長打は高校生離れしている。

 選球眼(8.5)については、高低に対しての見極めの甘さがある。高校は四番で、ポイントゲッターとしての役割が求められたが、プロでは進塁打、ウエイト(待ち)も必要。ベンチがサインを出しやすいように、有走者の際の状況判断を会得していくことが望まれる。



 守備力(8.5)は高校生レベルとしては、捕球、フットワーク、スローイングとも及第点。だが今後、さらなるレベルアップのためにも・・・

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プロフェッショナルレポート

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元巨人チーフスカウトで現在はベースボールアナリストとして活動する中村和久によるドラフト候補生の能力診断。

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