週刊ベースボールONLINE


Vol.15 長谷川拓帆(仙台育英高・投手) 球のキレで勝負できれば、センバツの上位進出に期待

 

長谷川拓帆は、中学時代から軟式で全国的な存在感を示してきた。過去に甲子園で春夏通じ3度の準優勝を誇る名門・仙台育英高でも才能を延ばし、昨秋の東北大会では優勝に貢献。センバツを将来へ向けたステップの場としたい。


 仙台育英高では2年春からベンチ入りを果たした左腕。昨秋の宮城県大会、東北大会で経験を積んだことで自信をつかんだ。明治神宮大会では優勝した履正社高(大阪)を相手に本来の投球ができずに敗れたが、冬を越えてどこまで成長しているかが楽しみだ。3月のセンバツでは早実・清宮幸太郎、履正社・安田尚憲らスラッガーに注目が集まるが、強打者を抑える姿を見たい。各球団は左投手が欲しいと思うので、アピール次第で評価は上がるだろう。

 投球フォーム(7.5)はノーワインドアップから、上体をややひねってから打者に向かっていく。変なクセはなく、左ヒジの使い方は柔らかい。ただ、軸足となる左足に体重がしっかり乗る前に投げにいくことがあるので、もっとタメをつくってから重心移動をするようにしたほうがいい。フィニッシュの形ではバランスよく立てていないことがあるので、こちらもブルペンから意識してほしい。

 最速143キロのストレート(7.0)は・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

プロフェッショナルレポート

プロフェッショナルレポート

元巨人チーフスカウトで現在はベースボールアナリストとして活動する中村和久によるドラフト候補生の能力診断。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング