名門・静岡高は今春のセンバツ出場で春夏通じて40回目の甲子園だ。伝統校をけん引するのは144キロ左腕・池谷蒼大。ここ一番での場面で力を発揮する勝負強さに、多くの魅力が詰まっている。 静岡高では入学してから故障に悩まされた時期もあったが、1年秋から経験を積み重ね、順調に成長してきた印象がある。上背はそれほどないが、三振が取れる左腕だ。成長過程にあり、まだやるべき課題は多いが、この冬のトレーニングにより、どこまで伸びているか。3月19日に開幕するセンバツでの投球が楽しみだ。各球団のスカウトは、伸びしろがあるサウスポーを、最後の夏まで追いかけることになりそうだ。
投球フォーム(7.0)はノーワインドアップから、ゆっくりと右足を上げる形。腕はスムーズに振れている。ただし、体重移動する際に、投げ急ぐことがある。上半身の力で投げてしまっているので、もう少し軸足の左足に体重を乗せてから、下の力を使って打者方向へ動く形にしてほしい。
ストレート(7.0)の最速は・・・
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