同学年の広島・菊池涼介からバトンを受け取った日本ハム・中田翔。13年は本塁打王まであと一歩に迫った中田が指名したのは、13年に一軍デビューした男だ。大阪桐蔭高つながりで自主トレもともに行う2人のエピソードとは? 第6回 菊池涼介選手から中田翔選手へのメッセージは
こちらから! 中田翔 日本ハム/内野手 なかた・しょう●1989年4月22日生まれ。広島県出身。182cm95kg。右投右打。大阪桐蔭高から08年高校生ドラフト1巡目で北海道日本ハム入団11年からレギュラーに定着し、12年は全試合で四番を務めた。13年は開幕から本塁打を量産し、左手首を骨折したが自身最多となる28本塁打をマークした。13年の成績は108試合出場、打率.305、28本塁打、73打点 プロ入りしてからの年数に違いはありますが、菊池選手は同学年なので意識する存在ですね。ゴールデングラブ賞を取るほどの活躍だったから、今年は負けないように僕も頑張らないと。
広島は僕の故郷だし、交流戦で行ったときは、やっぱり気合が入ります。お世話になった地元の人たちが喜んで、菊池選手がうなるような活躍を見せたいですよね。
甘い歌声を聞かせるっていうのは、侍ジャパンの遠征で台湾に行ったときの話かな。何人かでカラオケに行って、EXILEなんかを歌った覚えはあるけど、そんな印象に残ってたなんてねえ。
まあ、自分の場合は札幌ドームの試合前に、松山千春さんの曲を歌っているところが流れるくらいですから、自信はありますよ!(笑)。僕以外にも、歌が上手なプロ野球選手はたくさんいますよね。
さて、僕がバトンを渡すのは、
ロッテの
江村直也です。大阪桐蔭高出身で、僕と同じ広島出身なのでオフの時期は故郷で一緒に自主トレを行っています。野球以外のこともよく話していますね。今年は、昨年よりもさらに多くの試合で対戦できるのを楽しみにしています。
江村直也 ロッテ/捕手 えむら・なおや●1992年5月6日生まれ。広島県出身。176cm83kg。右投右打。大阪桐蔭高から11年ドラフト5位でロッテ入団。2年間はファームで過ごすが、13年は開幕一軍を勝ち取り、初打席で初ヒットを放った。6月3日のヤクルト戦では、兄・将也との兄弟対決が実現。2013年の成績は64試合出場、打率.171、20安打、0本塁打、7打点、0盗塁