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'岡田彰布コラム

岡田彰布コラム「4月末の広島戦で阪神にいい内容の盗塁が見られた。巨人もエースと外国人打者が好調で怖い存在になるわ」

 

三番に入るゲレーロ[写真]やマギーの打撃が好調になってきたこともあり空中戦で勝つことができるようになった。この巨人らしさがでると強いわな/写真=BBM


これからの阪神の盗塁への意識が高まればおもしろい


 かなり昔の話で申し訳ありません。あれはオレが阪神に入団した年か(1980年)。2年目だったか。甲子園での巨人戦やった。その試合、阪神は確か1点をリードされて、9回裏を迎えた。状況は二死一塁。打席にはオレ……というところで、ホンマ、スタンドのボルテージは最高潮やった。そのときの一塁走者は代走の島野育夫さん。大ベテランやけど、足が速くて、走塁テクニックは天下一品。のちに星野仙一さんの名参謀となる島野さんである。オレも一発打てば逆転サヨナラやし、そら、燃えていたわ。

 甲子園が大興奮に包まれた中、その瞬間を迎えた。何球目やったやろ……。オレがボールを見送ったとき、受けた巨人の捕手、山倉(山倉和博)さんが一塁へ送球した。大きくリードを取っていた島野さんの帰塁が遅れた。ホンマ、わずかな差だったけど、島野さんが捕手からのけん制に刺されたのだった。これでゲームセット。甲子園は異様な雰囲気だった。島野さんに向け、ヤジが飛ぶ。「オカ、悪かった……」と声を掛けられた。これが島野さんの・・・

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