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プロ野球デキゴトロジー/5月17日

28年ぶり外国人監督の激突【2003年5月17日】

 

オリックスのレオン監督(同年の別試合)


 プロ野球の歴史の中から、日付にこだわってその日に何があったのか紹介していく。今回は5月17日だ。

 2003年5月17日、日本ハム−オリックス戦(東京ドーム)は28年ぶりの外国人監督対決となった。ちなみに28年前は広島・ルーツと中日与那嶺要(日系人)。このときはルーツが4月27日を最後に退団しユニフォームを脱いだので2試合しか実現していない。

 この日の試合はオリックスが1回表にブラウン、シェルドンの2ラン2本で一挙4点。この先制点が大きくモノを言って6対1でオリックス完勝。初先発した新人・加藤大輔が初勝利を挙げた。レオン監督は「きょうは選手がよくやってくれた。連敗が5でストップ? 久しぶりに勝利だね」とにっこり。敗れたヒルマン監督は「初回の4点が響いた」と渋い顔だった。

 ロッテ、大洋、ヤクルトで活躍した強打者レオンは、2003年打撃コーチとして日本球界復帰。4月23日、石毛宏典監督の電撃解任の後を受け、新監督となったばかりだった。主力クラスの選手も休ませるメジャー方式を取り入れ、選手からは信頼されたが、48勝88敗の最下位に終わり、同年限りで退任した。

 なお、ロッテ時代よく川崎球場に連れてきていた息子デレクは、のちメジャーの強打者として活躍した。 

写真=BBM
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