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球界デキゴトロジー/12月11日

イチローが4年目オフに2億円で契約更改(1995年12月11日)

 

1995年、オリックス時代のイチロー


 プロ野球の歴史の中から、日付にこだわってその日に何があったのか紹介していく。今回は1995年12月11日だ。

 プロ3年目の94年、当時日本記録のシーズン210安打を放って日本球界を席巻したオリックスのイチロー。翌95年も打率.342、25本塁打、80打点、49盗塁をマークし、2年続けて首位打者、最多安打、最高出塁率に輝き、さらに打点王、盗塁王も獲得した。1月に起こった阪神淡路大震災からの復興のシンボルとしても奮闘、チームをリーグ優勝に導き、MVPもふたたび手中に収めた。

 注目の契約更改。記者会見では「ご想像にお任せします」の一点張りで、粘る報道陣も「倍増は行っています」「(タイトル料は)年俸に組み込まれました」、この2つしか“言質”を取れなかったが、周辺取材その他から推定すると史上最高の1億2000万円アップの2億円が確実な線となった。

 イチローは「今年上がった給料で何を買いたい?」の問いに、「洗車の道具、ワックスやスポンジを」と答えた。ちなみに、前年、同様の質問の答えは「暖かいセーター」だった。

写真=BBM
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