週刊ベースボールONLINE

高校野球リポート

センバツ21世紀枠候補9校発表!最も実績があるのは…

 

センバツ21世紀枠で四国地区の推薦を受けた富岡西(徳島)は、今秋の四国大会4強と、実力重視の一般選考枠での選出の可能性も残す


 日本高等学校野球連盟は12月14日、第91回選抜高校野球大会(来年3月)の9地区推薦の21世紀枠候補校を発表した。来年1月25日の21世紀枠特別選考委員会で3校が選出(東日本=北海道、東北、関東、北信越、東海と、西日本=近畿、中国、四国、九州から1校、地域を限定せず1校)される。

■21世紀枠9地区候補校(※は春夏通じて甲子園出場経験なし)
◇北海道
※釧路湖陵
北海道大会4強(1−5札幌第一)

◇東北
※古川(宮城)
宮城大会準優勝(3-17仙台育英)東北大会4強(0-10盛岡大付)

◇関東・東京
※石岡一(茨城)
茨城大会4強(4−5藤代)

◇東海
清水桜が丘(静岡)
静岡大会準優勝(5-6御殿場西)東海大会1回戦(4-5岐阜第一)

◇北信越
※金津(福井)
福井大会準優勝(0-12福井工大福井)北信越大会1回戦(0-6松本第一)

◇近畿
八尾(大阪)
大阪大会5回戦(11-13港)

◇中国
※平田(島根)
島根大会準優勝(7-8大社)中国大会1回戦(5-12崇徳)

◇四国
※富岡西(徳島)
徳島大会3位(9-3池田)四国大会4強(3-5松山聖陵)

◇九州
熊本西(熊本)
熊本大会準優勝(9-11熊本国府)九州大会8強(1-8日章学園)

 9校のうち7校が地区大会に出場しているが、最も実績があるのが四国大会で準決勝に進出した富岡西である。「中国・四国」の一般選考枠は5枠であり、基本枠は中国と四国で各2枠。つまり、ラスト1枠は中国3位校との争いとなるわけだが、試合内容、地域性からも富岡西は四国3位に該当する戦績を残していると言っていい。

 なお、興味深いのが八尾(大阪)だ。2001年に導入された21世紀枠で大阪からは過去18回、一度も近畿地区推薦に残ったことがなく、今回が初。春6回、夏4回の甲子園出場を誇る古豪も、全国舞台は1959年夏(センバツは1952年)以来遠ざかっており、「1.25」が注目されるところだ。

写真=松村真行
週刊ベースボール編集部

週刊ベースボール編集部

週刊ベースボール編集部が今注目の選手、出来事をお届け

関連情報

みんなのコメント

  • 新着順
  • いいね順

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング