週刊ベースボールONLINE

コーチングスタッフベストナイン

週べが選んだ12球団コーチングスタッフ勝手にベストナイン!/日本ハム編

 

 12球団の監督、コーチは年齢、選手時代の経歴、実績もバラバラ。週刊ベースボール3月18日号で、彼らが現役時代の全盛期にあると仮定し、球団別にベストナインを選んでみた。 
 今回は、その中から2018年のパ・リーグ3位日本ハムをピックアップし、紹介する。異論反論も多いと思うが、ご勘弁を。

俊足そろった苦労人たちのチーム


俊足堅守で鳴らした栗山監督


投手
[先発]
快速球が武器の長身右腕
木田優夫
Masao KIDA
[投手チーフコーチ/51歳]
1987─10巨人オリックス・MLB・オリックス・ヤクルト・日本ハム 右右
516試合登板、73勝82敗50S、防御率3.91
巨人時代は速球武器の先発。その後はリリーフでも活躍。イラストがうまい、いや、面白い

[中継ぎ]
常に全力のサイドハンド
加藤武治
Takeharu KATOH
[二軍投手コーチ/41歳]
2003─11横浜・日本ハム 右右
294試合登板、30勝28敗9S、防御率3.61
通算58ホールド。速球武器のリリーフスペシャリスト

[抑え]
緩急巧みに操るリリーバー
島崎毅
Takeshi SHIMAZAKI
[二軍育成コーチ/52歳]
1992─01日本ハム・中日広島 右右
197試合20勝19敗28S、防御率3.09
96年初代ホールド王。同年はセーブも14だった

[捕手]
高い打撃センス誇った強打者
高橋信二
Shinji TAKAHASHI
[二軍バッテリーコーチ兼打撃コーチ補佐/41歳]
1997─14日本ハム・巨人・オリックス 右右
917試合、768安打、82本塁打、22盗塁、打率.266
強打俊足の捕手。09年のベストナインは一塁手だ

[一塁手]
猛打を振るったいてまえの一員
吉岡雄二
Yuji YOSHIOKA
[二軍打撃コーチ/48歳]
1990─08巨人・近鉄・楽天 右右
1012試合、883安打、131本塁打、28盗塁、打率.273
投手から野手に転向し、近鉄で覚醒。『リアル野球盤』でも有名だ

[二塁手]
攻守走そろった名内野手
金子誠
Makoto KANEKO
[打撃チーフ兼作戦コーチ/44歳]
1994−14日本ハム 右右
1996試合、1627安打、84本塁打、113盗塁、打率.256
強肩を武器にした守備力は超一級品。つなぎの打も光る

[三塁手]
堅守誇った苦労人
城石憲之
Noriyuki SHIROISHI
[打撃コーチ/46歳]
1995─09日本ハム・ヤクルト 右右
817試合、376安打、25本塁打、10盗塁、打率.234
内野のユーティリティー。ヤクルト時代正二塁手にも

[遊撃手]
内野守備のユーティリティー
飯山裕志
Yuji IIYAMA
[二軍内野守備コーチ/40歳]
1998─17日本ハム 右右
911試合、150安打、1本塁打、15盗塁、打率.202
打は非力だが内野守備は絶品。どこでも守れるのも武器

[左翼手]
甘いマスクの韋駄天
緒方耕一
Koichi OGATA
[守備チーフ兼内野守備・走塁コーチ/51歳]
1987−98巨人 右両
685試合、486安打、17本塁打、96盗塁、打率.263
盗塁王は2回。故障により選手寿命が短かったのは残念

[中堅手]
俊足堅守のスイッチヒッター
栗山英樹
Hideki KURIYAMA
[監督/48歳]
1984─90ヤクルト 右両
494試合、336安打、7本塁打、23盗塁、打率.279
病気との闘いもあった。プロでスイッチ始めた苦労人選手

[右翼手]
バントヒットが武器の足のスペシャリスト
紺田敏正
Toshimasa KONTA
[二軍外野守備・走塁コーチ/39歳]
2003─12日本ハム・巨人・日本ハム 右左
338試合、97安打、2本塁打、31盗塁、打率.249
非力だが球界屈指とも言われた俊足で攻守に光った

[指名打者]
未完に終わった巧打者
小田智之
Tomoyuki ODA
[二軍打撃コーチ/40歳]
1998─09日本ハム 右左
359試合、221安打、16本塁打、5盗塁、打率.274
04年後半にブレークも、その後故障もあり輝けず

打順
(左)緒方耕一
(中)栗山英樹
(二)金子誠
(一)吉岡雄二
(捕)高橋信二
(指)小田智之
(遊)飯山裕志
(三)城石憲之
(右)紺田敏正

アイドル? 苦労人?


 現役時代、故障、病気に苦しんだ苦労人、さらに言えば、栗山英樹監督をはじめ、アイドル的な人気があった選手が多いのが特徴だ(カッコ内、アイドルはそういう系の人気があった選手)。

 先発は巨人で売り出した快速球右腕・木田優夫(ややアイドル)とし、甲子園のアイドル・荒木大輔(二軍監督)が先発二番手。中継ぎタイプは多いが、ここは加藤武治とし、高橋憲幸(投手コーチ)を二番手、初代ホールド王の島崎毅は抑えとした。捕手は強打でファーストもできる高橋信二だ。

 内野はファーストが近鉄の強打者・吉岡雄二、セカンドには生え抜きの金子誠(アイドル)を置く。ショート・飯山裕志、サード・城石憲之(アイドル)と守備のユーティリティータイプで固めた。

 外野はレフトが盗塁王2回の緒方耕一(アイドル)、センターは栗山(アイドル)とした。緒方は故障、栗山は病気で現役生活は短かった。ライトはファンからの指示の高い紺田敏正、指名打者は小田智之を入れよう。

 現役チーム同様、やや小粒な印象もあるが、打線として並べるとバランスが取れている。内外野複数ポジションを守れる選手が多いのも、現役と同じだ。

写真=BBM
週刊ベースボール編集部

週刊ベースボール編集部

週刊ベースボール編集部が今注目の選手、出来事をお届け

関連情報

みんなのコメント

  • 新着順
  • いいね順

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング