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週べ60周年記念

米田哲也のラムダ・ボール/週ベ回顧

 

 昨年、創刊60周年を迎えた『週刊ベースボール』。現在、(平日だけ)1日に1冊ずつバックナンバーを紹介する連載を進行中。いつまで続くかは担当者の健康と気力、さらには読者の皆さんの反応次第。できれば末永くお付き合いいただきたい。

電波戦争続報


表紙は阪神村山実



 今回は『1967年5月8日号』。定価は60円。

 阪急の米田哲也が順調に勝ち星を挙げている。武器は快速球とヨネ・ボールともいわれたフォーク。報道陣の中で、このヨネ・ボールをラムダ・ボールに改名したら、という話があった。

 ラムダとは東大の宇宙研究所が日本初の人工衛星にしようと研究が進めていたが、過去3度打ち上げ、いずれも失敗し、落ちた。
「ラムダもよく落ちるし、米田のフォークもよく落ちる」
 ということらしい。

 ただ、米田は「ラムダは目的地に着くまでに落ちるやろ。僕のフォークは、どんなことがあっても目的である打者まで届いているんやから」と少し嫌がっていた。

 電波戦争続報。日本テレビが後楽園の巨人戦からTBS、文化、ニッポンの三社を締め出した余波で、巨人戦130試合完全中継を看板にしていたラジオ関東が中日球場から追い出された。

 実は、後楽園から締め出された三社のうち文化、ニッポンが「これはラジオ全体の問題。後楽園における巨人戦のラジオ中継をすべてストップし、抗議すべき」と主張。もちろん、ラジオ関東は「それは無理」と返答していた。
 他球団(球場)もこれに従うことが心配されたが、ひとまず中日だけで終わったようだ。

 開幕と同時に西鉄の兼任コーチ、仰木彬が選手兼任はやめ、コーチ一本になるという。「ベンチ入り25人の定員を考えて。一人でも枠を空けたかった」と中西太監督。
 仰木自身はまだ選手に未練があり、公式会見もしないという。
 
 では、また月曜日に。
 
<次回に続く>

写真=BBM
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