7月29日、筑陽学園が16年ぶり2回目の夏の甲子園出場を決めた。

　戦前の小倉工、福岡工や終戦直後の小倉などは何年も続けて甲子園をにぎわせたが、1960年代以降は目まぐるしく勢力図が変わっている。

　47、48年の大会連覇など通算15勝の小倉は56年出場、白星は50年出場が最後。小倉工は31、66年に4強入りした。第1回大会に出場した久留米商は47年ぶりに出場した62年が準優勝、21年ぶりに出場した83年が4強と甲子園で強い。60年前後は戸畑が4度出場。65年には三池工が初出場で優勝した。

　80年代は福岡大大濠や88年準優勝の福岡第一、90年代以降は復活した古豪・柳川や92年優勝の西日本短大付、東福岡などが台頭。2014年からは九州国際大付が3年連続出場した。近年の公立校では東筑が健闘している。

【福岡 夏の甲子園出場回数ランキング】
1位　小倉　10回　1956年

2位　柳川　8回　2005年
2位　小倉工　8回　1967年

4位　九州国際大付　7回　2016年

5位　東筑　6回　2017年

6位　西日本短大付　5回　2010年

7位　久留米商　4回　1985年
7位　戸畑　4回　1961年
7位　福岡工　4回　1940年
7位　東福岡　4回　2007年

11位　福岡大大濠　3回　1989年

12位　福岡第一　2回　1988年
12位　豊国学園※1　2回　1921年
12位　福岡工大城東　2回　2006年
12位　飯塚商　2回　1969年
12位　飯塚　2回　2012年
12位　明善※2　2回　1916年
12位　真颯館※3　2回　1994年
12位　筑陽学園　2回　2019年

20位　三池工　1回　1965年
20位　九産大九州　1回　2001年
20位　沖学園　1回　2018年
20位　筑紫台※4　1回　1971年
20位　八女　1回　1958年
20位　九産大九産※5　1回　1977年
20位　三池　1回　1952年
20位　小倉南　1回　1975年
20位　田川　1回　1980年
20位　自由ケ丘　1回　2013年
20位　折尾愛真　1回　2018年

※年度は直近出場年
「直近出場時のチーム名」※1豊国中　※2中学明善　※3九州工　※4筑紫工　※5九州産

写真＝BBM