プロ野球12球団の選手やスタッフに自由に語ってもらうコーナー。今週のお題は「背番号」です。
楽天・銀次「お世話になった人の背番号を受け継いで、うれしい」
背番号「33」に誇りを持ってプレーしている銀次(写真=高塩隆)
「67」から「33」に変えたのは2012年ですね。
星野仙一監督に「33を着けろ」と言われたんですよ。それまで「33」だった
平石洋介さん(現二軍監督)が現役を終わるときで、喜んで着けさせてもらいました。
平石さんには現役のときから、食事に連れて行ってもらったりお世話になってましたけど、コーチになってからもすごくお世話になってます。そういう人の背番号を受け継ぐことができたのは、すごくうれしいことだと思ってます。
だから背番号を変えることは、今のところ考えてないですね。この番号で結果を残して、何とか「33」を重みのある番号にしたいです。
楽天で「33」を着けたことがあるのは、今のところ、平石さんと僕だけなので。
西武・愛斗「恩師の誕生日と同じです」
偶然ですが中学生のときの恩師・吉澤泰司監督の誕生日と同じです(5月3日)。プロ入りを報告したとき、「『53』、空いてるやん。
西武の外野手は50番代が多いから、53番ちゃうか?」と言われて、「そうだったらいいですね」なんて言っていたら、本当にそうなったので、ビックリしました(笑)。
吉澤監督には、今でも座右の銘としている言葉を教えてもらいました。『もうはまだ、まだはもう』です。
「もう無理や」と思っているときは、まだできるときだ、と。逆に、「まだ行ける」と思ってガムシャラにやり続けている人は、もう限界が来ているかもしれないから、一度立ち止まって考え直すことも必要だという意味。今後も常に大事にしてきたいと思っています。
オリックス・大城滉二「スタンドに『10』のグッズをもっと増やしたい」
僕が着けている「10」は過去には谷(佳知)さんや大引(啓次、現
ヤクルト)さんが着けていた番号。だから重みはあります……。
仮契約のときには「10」がすでに用意されていました。後で調べたらそんなすごい方たちが着けた番号だったので「マジか!」って驚きました。この番号を着けることは右のヒットメーカーの証し。「10」といえば大城と言われるように、頑張りたいですね。
大学(立大)4年生のときは「1」でした。ちょうどその番号を着けていた先輩が引退されたので、それなら着けようかなって。でも番号へのこだわりは特になかったですね。プロではずっと今の番号でやっていきたい。スタンドに「10」のグッズをもっと増やしたいんです。