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【BCリーグ】投手に好素材そろう


 信濃、群馬、新潟、富山、石川、福井の6球団が集うルートインBCリーグも好選手が目白押しだ。まずは新潟の投手2人。今季のMVP最有力候補で、マウンド度胸と気持ちの切り替えの上手さが魅力の田村勇磨がドラフトに名を連ねてきそうだ。140キロ台後半の真っすぐと打者を欺く巧みなチェンジアップを駆使し、防御率はリーグダントツの1.45を記録している。

たむら・ゆうま[投手/新潟] [1]1994年8月17日[2]右投右打[3]180cm90kg[4]新潟[5]糸魚川東小学校-糸魚川中学校-日本文理高-BCリーグ・新潟[13〜] ※写真提供=新潟アルビレックス



 そして左サイドハンドの渡邉雄大も注目選手。新潟入団後に右打者対策の必要性を痛感し、今年7月に会得したスクリューボールで一気に飛躍した。

わたなべ・ゆうた[投手/新潟] [1]1991年9月19日[2]左投左打[3]185cm73kg[4]新潟[5]中越高-青学大-BCリーグ・新潟[14〜] ※写真提供=新潟アルビレックス



 3年連続のセーブ王に輝いている信濃の篠田朗樹も好素材。高速フォークボールを武器にマウンドで躍動している。

しのだ・はるき[投手/信濃] [1]1988年6月1日[2]右投左打[3]178cm70kg[4]埼玉[5]春日部共栄高-武蔵大-BC・リーグ信濃[11〜]



 非凡な打撃センスを持っているのが群馬の安田権守。今季はルーキーイヤーながら打率.348、4本塁打、39打点、19盗塁の好成績。攻守走そろった5ツールプレーヤーだ。

やすだ・こんす[外野手/群馬] [1]1993年4月19日[2]右投左打[3]175cm81kg[4]埼玉[5]早実-早大[在学中]-TOKYO METS[大学1年時夏から在籍]-BC・リーグ群馬[14〜]



 そして福井の森亮太は、50メートルを5.7秒、本塁から一塁までを3.6秒で駆け抜けるスピードが最大の武器。今季はリーグ2位の28盗塁をマークしている。

もり・りょうた[外野手/福井] [1]1991年12月12日[2]右投左打[3]178cm70kg[4]愛知[5]三好高-至学館大-BCリーグ・福井[14〜]



【BFL】06ブルズの2人に注目


 関西を拠点に行われているベースボールファーストリーグからは、厳選して3人を紹介する。

 まずは06ブルズの本格派右腕・福永春吾。2年目の今季、制球力が備わり安定感ある投球を見せている。テークバックが小さく、逆手のヒジを一気に引くフォームから外角低めに投げ込まれる最速145キロを誇る速球は、右、左どちらの打者もなかなか打つことができない。

ふくなが・しゅんご[投手/06BULLS] [1]1994年5月14[2]右投左打[3]185cm87kg[4]大阪[5]クラーク記念国際高-独立リーグ・06BULLS[13〜]



 その福永とバッテリーを組んでいる田井友人もドラフト候補の1人。ベンチでは誰よりも声を出すムードメーカーでもある田井は今季、打率.382と絶好調。勝負強さもあり、力強さをつければ強打者のすごみが増す逸材でもある。

たい・ゆうと[捕手/06BULLS] [1]1989年7月22日[2]右投右打[3]175cm75kg[4]大阪[5]倉敷高-日本大学国際関係学部-独立リーグ・06BULLS[13〜]



 そして兵庫の山川和大も注目の逸材だ。168センチながら躍動感あふれるフォームで最速147キロを投げ込む。兵庫BS二軍である芦屋大の現役2年生(芦屋大学が芦屋ベースボールクラブを所有、独立リーグ兵庫ブルーサンダーズと教育提携)で、昨季まで内野手との二刀流、高校までは軟式という異色の経歴の持ち主でもある。投手としての経験が浅い分、伸びしろは計り知れない。

やまかわ・かずひろ[投手/兵庫] [1]1995年1月4日[2]右投左打[3]168cm68kg[4]兵庫[5]芦屋学園高[軟式]-独立リーグ・兵庫[13〜] ※芦屋大学在学中

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