
シーズンで復調の気配を見せたが結局、昨季と同じ4勝に終わった
1年前から山あり谷ありのシーズンを過ごしてきたのはサウスポーの
伊藤将司だった。昨季は18試合に登板し、4勝5敗、防御率4.62に終わっていた。
伊藤本人が「2年続けてミスはできない」と臨んだプロ5年目だが、春先から不調でファーム行きを経験するなど、なかなか上昇気配を見せなかった。
今季初勝利を挙げたのは、6月18日の
ロッテ戦(甲子園)で6回9安打1失点の力投だった。昨年7月6日の
DeNA戦(甲子園)以来の白星になった。
前回優勝した2023年シーズンは10勝5敗でフル回転した。プロ入りからコーナーに緩急をつけたピッチングを武器に、3シーズンで29勝をマークした左腕エースとして活躍をし続けた。
「過去を求めず、小さいマイナスを気にするんじゃなくて、何か自分にプラスになることを考えるようにしました」
それ以降も「1試合1試合が大事なので、気持ちを切らさずに投げたい」と意気込んで復帰後は完封も含め、4連勝するなど完全復活を印象づけた。
だが7月13日の
ヤクルト戦(甲子園)で4勝目を挙げて以降、すっかり勝てなくなった。ストレートのキレを欠いて、8戦勝ちなしでレギュラーシーズンを終えた。
左の先発は、
高橋遥人、
大竹耕太郎、
伊原陵人ら実力者がそろうが、経験豊富な伊藤は貴重な存在になる。真っすぐのキレを取り戻して、クライマックスシリーズ、日本シリーズでチームに貢献するつもりでいる。
写真=BBM