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西武・桑原将志 プレー哲学は「チームの勝利が絶対条件」一番で打線を牽引するガッツマン/期待の新戦力

 

積極的な打撃で打線を活性化させている桑原。チームの盛り上げに一役買う


 昨オフ、西武DeNA日本ハムからそれぞれFA宣言した桑原将志石井一成を獲得した。FA選手の獲得は10年ぶり、2人同時の獲得は球団史上初と球団をあげての打線強化への本気度を証明した。

 決断した選手側も並々ならぬ覚悟であることは言うまでもない。その中で早くも抜群の存在感なのが桑原だ。DeNAでは常に変わらぬ全力プレーから「ガッツマン」の愛称でたたえられてきた。その姿勢は西武でも一切変わらない。春季キャンプで野球への真摯な取り組み、明るく元気な立ち居振る舞い、周囲への気遣いなどで早々から新しいチームメートたちに慕われ、着々と居場所を築いた。

 戦力面での結果も大いに求められる中、オープン戦から結果、内容ともコンスタントにアピールし続け、首脳陣の信頼を勝ち取った。そして開幕戦から一番・左翼に定着。攻守にわたり安定したプレーで欠かせぬピースを担っている。

 開幕を迎え、桑原は「西武に来て、『新たに挑戦する』という気持ちでやってきましたが、開幕すれば自分の結果以上にチームの勝利が絶対条件。そこに貢献するためにも、ここまでしっかり準備できたのは、(初の移籍で)いろいろな不安がある中で、周りの選手、スタッフの方々が気遣ってくださったおかげ」と感謝。続けて、「打って勝てれば一番ですが、シーズン通してうまくいかないことのほうが多い。その中でどうやって1点を取るか。きれいな1点はいらない。どんな形でもいいから1点を取る。その姿勢で、チーム単位で貪欲にやっていって、自分もその中心にいられるようなシーズンにしたい」と静かに、だが熱く誓っている。

 4月5日の楽天戦(楽天モバイル)では移籍後、第1号本塁打をマーク。さらに3割をゆうに超える出塁率で打線を牽引している。背番号7がライオンズ打線に火をつける。

写真=BBM
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