今季から加入したメキシコ代表の
ルイス・クルーズは、首脳陣の期待に応えたと言っていいだろう。メジャー・リーグのドジャースや
ヤンキースなどでプレーし、守備での活躍を見越されての獲得だった。今季は主に二塁のレギュラーとしてシーズンを通してチームに貢献した。
「アメリカやメキシコでずっとプレーをしてきて、初めての環境。文化や野球など多くのことで戸惑いがあったのは事実だし、うまくいかないこともあった。それでも、日本の
千葉ロッテマリーンズの一員になれたことで多くのことを学べた。自分を成長させてくれた1年になった」
内野ならどこでもこなせるユーティリティー。明るい性格でキャンプからあっという間にチームに馴染んだ。打撃面ではチームトップの16本塁打を放った。一方で、打率は.238。得点圏打率は.234と勝負強さを欠いたのも事実。芸術的な守備も数多く披露したが、失策はリーグワーストタイの15。安定感という面では物足りなさもあった(9月25日現在)。
今季126試合目の9月24日の
日本ハム戦(QVCマ
リン)で、守備の際に左手母子じん帯損傷の大ケガを負った。翌25日に一軍出場選手登録を抹消され、残り4試合を残してシーズンを終了することになった。「こんな形でシーズンを終えるのは本当に悔しい。また来年も戻ってきて、さらに成長した姿を見せたい」。1年契約だが、本人は来季の残留を強く希望している。林信平球団本部長も「よくやってくれた」と評価している。もし、再び日本でプレーする姿を見られれば、ラテンのリズムを刻む華麗なプレーでファンを魅了してくれることだろう。