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大谷翔平投手・初めての栄誉へと突き進む球春

 



 二刀流3年目で、初の大役を任されるか。大谷翔平は開幕投手の大本命だ。昨季は投手としてチーム最多の11勝。昨年12月の契約更改では7000万円増の推定年俸1億円でサイン。西武の松坂以来2人目の高卒3年目での大台突破に、自覚たっぷりに明言した。「開幕投手を目指したい」。順調に歩むパイオニアの道に、はっきりと新たな目標をとらえた。

 投手として急速な進化を遂げている。1年目の3勝から、昨季は大幅に勝ち星を伸ばした。球速は日本人最速の162キロまでアップ。シーズンを通して、ほぼ先発ローテーションも守った。「技術の向上と気持ちの部分が1年目と2年目では違ったかなと思います」。野手を兼ねながら、不断の努力で秘めたポテンシャルを開花させた。堂々と、栄誉あるオープニングピッチャーに立候補できるまで成長した。

 栗山監督も最有力候補であることは認めている。沖縄・名護キャンプが始まる前日の1月31日。「誰が見ても翔平しかいない……とならないと」と要求。2月20日前後には大役を任せる投手が決まる予定。昨季の数字は先発候補の中でトップだが、結果を残したのは1シーズンのみ。実績の乏しさを補う、圧倒的なパフォーマンスでの結果が待ち望まれている。

 着々と調整は進んでいる。今季の実戦初登板となった2月9日の紅白戦。衝撃的な数字をたたき出した。155キロを2球マーク。2月上旬としては異次元の速さで進化の予兆を感じさせた。投球フォームでは、振りかぶって投げるワインドアップも試投。試行錯誤を重ねながら「順調に来ています」。過去2年は野手として開幕スタメン。投手として初の開幕ロードを、着々と歩んでいる。
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