プロ野球史に名を刻んだ数々のヒットメーカーたちがいる。ここでは、過去に小社から発行した雑誌、書籍をひも解いて、新旧さまざまなバットマンたちが語ったヒットについての言葉を大公開!高みを知る男たちの重みあふれる語録の数々に酔いしれてもらおう。 元巨人・長嶋茂雄「お客さんが見たいのはまとまったフォームなんかより、豪快なホームランやクリーンヒットでしょう」 (週刊ベースボール1971年6月14日号より抜粋) 史上5人目となる2000安打達成時に、大の長嶋ファンである新国劇の大御所・島田正吾氏との対談で、打撃フォームについて聞かれたミスターが。「最近の選手はフォームにこだわり過ぎる。大切なのはいかに自分の体をうまく使えるか。テクニック的なことをどうこうは必要ない」と、“らしく”自身の打撃論について力説した。
元ロッテほか・落合博満「『バッティングとはこういうものだ』と言う人がいたら、お目にかかりたい」 (週刊ベースボール1998年12月7日号より抜粋) 史上唯一3度の三冠王を獲得したバットマンが現役引退インタビューで語ったひと言。続けて
川上哲治の「ボールが止まって見えた」にも言及し、「結局、誰が言ったのかが大事。それは川上さんの次元で打撃を究めたということ。同じことをそこらの高校生が言ったら『そんなバカな』と冷やかされるのがオチでしょ?」と“落合節”。
現ヤンキース・イチロー「ワナにはまるわけにはいかない」 (週刊ベースボール1995年3月20日号より抜粋) プロ野球史上初の200安打超えを達成し、フィーバーが巻き起こった翌年の開幕直前インタビューで。オープン戦で他チームが一、二塁間を狭くした“イチローシフト”を敷いてきたことに対して。「空いている所を狙いにいって・・・
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