今年のセ・リーグは
巨人の底力が見えたシーズンでしたね。打撃十傑に入った選手が皆無、しかも軸である阿部が打率.248と不振に陥るまさかの事態。さらに投手陣も内海が2ケタに届かず、菅野も途中離脱し、山口をはじめとした勝利の方程式も万全ではありませんでした。しかし、それでも3連覇を果たす。それは原監督の巧みなさい配、それに選手層の厚さの賜物でしょう。後半戦では先発で小山が台頭してきたのも大きかった。阿部が本調子でなくとも優勝することができ、いわば阿部頼みからの脱却。今年の優勝は今後の巨人にとって、非常に意義のあるものだったと思います。

▲苦しみながらも最後は3連覇を遂げた巨人
シーズンは2位でしたが、CSを勝ち抜いて日本シリーズに進んだ
阪神。能見、
メッセンジャー、藤浪ら先発陣はそろっていますし、抑えには
呉昇桓がいる。さらに鳥谷、ゴメス、
マートンのクリーンアップも強力。もともと巨人と伍する戦力を誇っているわけですから、投打がかみ合えば短期決戦を勝ち抜くことには何の驚きもありません。しかし、毎年のようにシーズン終盤に失速することは解せません。この点をチーム一体となって解決しなければ、本当の強さは得られないのではないでしょうか。
2年連続で3位に終わった
広島は本当に・・・
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