「GLOVE STUDIO RYU」は中日・松坂大輔が使用していることで一躍注目を集めているグラブメーカーだ。その魅力とこだわりを紹介していこう。 取材・文=坂本匠 
中日・松坂大輔
構想10年デビュー1年。日本で“一番狭い”工房
岐阜県内のとある住宅密集地の一角、ここにいま、ドラゴンズファンそしてグラブ好きたちの熱い注目を集める『GLOVE STUDIO RYU(以下、RYU)』の工房がある。家業の事務所の一部を間借りしたという作業場は、お世辞にも広いスペースとは言えないが、メンテナンスの施された機械や、グラブに使用される革などが整頓され、掃除の行き届いた空間には清々しい空気が流れている。
「ひょっとしたら、日本で一番狭いグラブ工房かもしれませんね」
出迎えてくれた河合龍一氏が笑う。この春、中日に入団した松坂大輔が、4月4日のペナントレース初登板で使用したことで、さっそくネットを中心に「どこのグラブ?」と話題となった『RYU』の代表であり、グラブ作りのすべての工程を独りで行う31歳の若き職人である。
龍の頭部を、しなやかかつ力強いタッチで表現したラベルが特徴的な『RYU』は・・・
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