攻守とも高い評価を得ている根尾昂と藤原恭大。プロでの活躍を誓う2人が、前号に続いて(→根尾昂×藤原恭大対談【前編】)“今”と“未来”を語り合う。後編はプロ入り後の自身の姿へと話が進んだ。 取材・構成=鶴田成秀 写真=石井愛子、BBM 
写真左・根尾昂、右・藤原恭大
修正力と対応力
──ライバル同士の2人。高校時代を振り返り、互いの勝敗を付けるとすれば。
藤原 同点です(笑)。
根尾 いや、僕の負けです。(藤原)恭大はU18に去年、今年と2回も選ばれているし、今年の夏の甲子園での打率も恭大のほうが上(根尾は打率.429、藤原は.462)。全然、僕の負けです。
藤原 いやいや一緒くらいでしょ。
──では互いの武器はどこでしょうか。
根尾 恭大は、とにかく打球が速いんです。一見、シングルヒットかなと思っても二塁打になるし、外野の間を抜ければ、三塁打になる。自分が守備に就いていると考えても、イヤな打者だと見ています。当てにいったスイングではなくて、しっかり弾き返している。だから速い打球になるんだと思います。
藤原 強く振ることだけは意識していますから。ただ、それは金属バットでの話。木製になったら分からないです。
──藤原選手から見た根尾選手は。
藤原 根尾の長所は逆方向にも長打を打てることです。左中間にもホームランを打てる。逆方向に強い打球を打てるのは、すごいこと。僕もそれができれば、1つ上のレベルに行けるかなと思います。
根尾 確かに逆方向に打球が飛ぶことが、自分にとって1つの・・・
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