3月29日の2019年シーズン開幕に向け、今後はオープン戦が本格化していくが、果たして、現時点で優勝候補の筆頭格はどのチームになるのか。順位予想や各チームの戦力分析も交えて、シーズンの行方を占っていこう。 ※情報は2月20日時点 
飯塚、京山に続けとばかりに、2月20日、ロッテとの練習試合ではドラ1上茶谷大河が2回無失点と完璧なデビュー
先発投手陣の駒数はそろう
他球団と比較して大きな戦力補強を行わず、2019年シーズンに臨む
DeNA。投打ともに戦力がそろっていることの表れであり、個々が100%の力を発揮できれば優勝争いも可能だろう。しかし、そううまくいかないのが野球の難しさであり、醍醐味でもある。実力のある選手がそろいながらも、スランプやケガなど「まさか」の事態に陥ったのが昨シーズンだった。その反省をふまえて、キャンプでは監督、コーチが選手のパフォーマンスを冷静に見極めようとしている印象が強い。
投手陣では
飯塚悟史、
京山将弥の右腕2人が順調な仕上がりをアピール。2月17日の
巨人との練習試合(那覇)ではともに3回を投げ、自責点0。飯塚148キロ、京山149キロと昨シーズンより球速が上がり、さらにスピードガン以上にボールに力強さが感じられた。
丸佳浩、
坂本勇人、
ゲレーロといったリーグを代表する強打者に対してもストレートで押し込み、ファウルでカウントを稼げたことは収穫だろう。この2人に
平良拳太郎、
阪口皓亮を加えた「高卒右腕カルテット」の成長は著しく、
石田健大、
今永昇太、
濱口遥大、
東克樹の「大卒左腕カルテット」の競争心に火をつけることで、先発投手陣全体がレベルアップに向かう好循環が生まれている。
オープン戦が始まり、実戦の中で整備していかなければならないポジションが、二塁、右翼となる。今シーズンは基本的に昨季の本塁打王・ソトが二塁を守る方針だが、守備の負担を考えると・・・
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