ロッテによる下克上日本一(2010年)、楽天の球団創設9年目での初優勝、日本一(13年)もあったが、近年ではソフトバンク、西武が2強を形成。パ・リーグ激動の10年間を球団ごとに振り返ろう。 ※各球団ページの「王冠マーク」はリーグ優勝の年(CS勝ち抜けは含まず)。各年度の「MIP」はその年に最も印象的な活躍をした選手。エース、中継ぎ、抑えの人選は編集部が選出 
2014年はゲーム差なしの2位。延長サヨナラ負けで優勝が消滅
浮上を期した補強も新戦力が軒並み低調に終わって低迷から抜け出せず。シーズン途中の監督休養は10年間で2度、Aクラスはわずか1回……。2010年代は“負の時代”となった。
ただ、すべてが“暗黒”だったわけではない。
岡田彰布監督が率いた2010年は交流戦を制し、その後はリーグ順位も3位まで浮上。結局シーズンは4位に終わったものの、当時22歳のT-岡田が本塁打王に輝くなど、若き主砲の誕生に期待がふくらんだ。11年もシーズン最終盤まで3位を維持するも最終戦に敗れ、勝率わずか1毛差で4位と、浮上の気配がなかったわけではない。
12年は9月に12連敗を喫して最下位、同年途中から指揮を執った
森脇浩司監督の初年度となる13年は5位も、14年は
金子千尋、
西勇輝の先発2本柱が奮闘し、開幕ダッシュに成功して首位をキープ。最後はソフトバンクに敗れ、涙の2位に終わったが、躍進のシーズンとなった。同年オフには、
日本ハムからFAで
小谷野栄一を招き入れ、メジャー帰りの
中島裕之も獲得。総額50億円超の大型補強を敢行して一躍、優勝候補筆頭に・・・
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