中日が2連覇の黄金期から一転、暗黒期真っただ中。一方で、万年Bクラスだった広島がリーグ3連覇を果たした。栄枯盛衰の様相を呈しているセ・リーグ。激動の10年間を球団ごとに振り返ろう。 ※各球団ページの「王冠マーク」はリーグ優勝の年(CS勝ち抜けは含まず)。各年度の「MIP」はその年に最も印象的な活躍をした選手。エース、中継ぎ、抑えの人選は編集部が選出 
2019年に原監督が復帰し、5年ぶりに優勝を飾った
10年代は大きく2つ(+α)の時代に分けることができる。2006年から15年まで指揮を執った第2次
原辰徳監督の後期黄金時代(12~14年にリーグ3連覇)と、
高橋由伸監督が急きょ指揮を執り、球団ワーストタイの4年連続V逸を記録した不遇の時代(高橋監督は16~18年)だ。昨季は原監督が3度目の就任でVを奪回したが、若返りの途上にあり、次の10年に向けての“再建中”と位置付けることができる。
この10年を長きにわたって支えた中心人物が現二軍監督の
阿部慎之助と、今なおチームの中心でキャプテンの
坂本勇人。攻守の要として1度の日本一、4度の優勝で原監督を支えた。途中加入や引退、移籍もあるが、同じくこの時代を担ったのが野手では
長野久義(現広島)、
亀井善行であり、投手では
内海哲也(現
西武)に
山口鉄也(現コーチ)、11年入団の
澤村拓一に不動のエース・
菅野智之(13年入団)だろう。これら生え抜きの主力たちに加えて無視することができないのが・・・
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