ここでは球団別の「エースの系譜」をたどっていく。チームを幾多の栄光に導いた者、低迷期を孤軍奮闘で支えた者……。彼らがなぜ「エース」と呼ばれたのか、あらためて考えてみたい。 ※エース選定は編集部、通算成績は他球団含む 金田正一 
在籍1950-64/通算400勝298敗-S、防御率2.34
金田正一伝説
球団史上最強のエースといえば、通算400勝投手・金田正一で疑いの余地はない。現在の
東京ヤクルトスワローズの前身である国鉄スワローズが創設された1950年途中、金田は享栄商高を中退して加入。17歳の左腕は1年目から30試合に登板し、8勝を挙げた。そこから、長く国鉄の大エースとして君臨する。
当時の国鉄は年間50勝程度の弱小チーム。そんな中でも金田は腕を振り続けた。リリーフでも投げまくり、勝利投手の権利獲得目前の投手を降板させてまでマウンドに立ち、そのまま投げ切って勝利投手になったこともある。ワンマンとも捉えられる振る舞いから・・・
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