無観客ながら、全国各地のスタジアムでプロ野球の熱戦が繰り広げられた。120試合に短縮された異例のシーズン各チームはどんな形で滑り出したのか。そして、特別な思いや収穫、誤算は見られたのか。開幕3カード1試合をピックアップし、各チームの「焦点」に迫った。 ※情報は6月21日現在。写真=佐藤真一 
8回、鈴木大の右前適時打で決勝点を奪った
オリックス・山岡泰輔と楽天・則本昂大の投げ合いは互いに7回1失点と好投。8回の攻防で勝敗が決した形だが、これまでと違う攻撃を見せたのが新生・三木楽天だった。 【Eの焦点】共有された仕掛ける意識
相手先発は山岡泰輔、昨季1勝6敗、防御率2.12に封じられた天敵だった。今回も7回まで5安打を放つも1得点と、攻略とはいかなかった。打者一巡、一挙8得点の猛攻は降板直後のことだ。
だが、攻撃面で無策だったわけではない。5回に先頭の
銀次が右前安打で出塁すると、打席の
太田光はバントの構え。銀次が初球からスタートすると、太田はヒッティングに切り替えバスターエンドラン。ここは空振り、盗塁死と失敗に終わる。
続く6回にも先頭の
茂木栄五郎が中前安打で出塁すると・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン