アメリカの場合、人気と市場価値は比例している。4大スポーツすべてにおいて共通だ。その指標はある程度決まっている。しかし、日本から来た“二刀流スーパースター”は、その市場価値までも混乱に陥らせるほどの活躍を見せ、全米中を熱狂させている。 文=奥田秀樹 写真=Getty Images 
打撃ではメジャートップの本塁打数をたたき出している大谷。これだけでも活躍は認められている
前例のない大活躍
今オフに年俸調停で、
大谷翔平側が330万ドル、エンゼルス側が250万ドルとそれぞれの希望額を出したことを覚えているだろうか。エンゼルスのペリー・ミナシアンGMは「歩み寄るのは難しく公聴会に行く」と明言した。
しかし直前になって、双方が2年契約850万ドルで合意(2021年が300万ドル、22年が550万ドル)。なぜ330万ドルか250万ドルかで争ったのに、複数年契約になると、その近辺の数字ではなく、年平均425万ドルに増えるのか。不思議に思った方も少なくないかもしれない。
理由は・・・
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