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【検証】「ラスト50」を読み解け!

DATAでCHECK 01 対戦相手から読み解け! セのカギはTS戦にあり?

 

対戦成績を見ていくと、意外なカモと苦手が見えてくる。ホーム、ビジター、球場別成績も加味し検証しよう。
※成績はすべて8月27日現在

8月20日には西武相手にサヨナラ勝ち。オリックスが加速してきた[写真=佐藤真一]


ロードに強かった阪神


 ここでは相性をテーマに置いてみたい。かつて「横浜大洋銀行」という言葉があった。大洋(現DeNA)低迷期の話だが、苦しいときでも大洋戦でしっかり貯金ができるという揶揄(やゆ)である。よく例に挙がるのが1981年だ(土井淳監督)。42勝80敗8分けで最下位となったシーズンだが、優勝の巨人に対し、4勝20敗2分け。この年、貯金25で2位の広島に6ゲーム差で独走した巨人だが、大洋戦だけで16の貯金とあって、はっきり言えば大洋次第で順位が変わってくるシーズンでもあった。

 では、20年のセを見てみよう。巨人が独走で優勝を飾ったシーズンだが、巨人がカモにしたのは阪神ヤクルトだった。最下位のヤクルトはセの全球団に負け越しだから仕方ないが、阪神は2位ながら対巨人に8勝16敗。完全に“戦犯”ではある。

 今季首位の阪神に関して目立つのは・・・

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