ヤクルトがVロードをひた走る理由の一つに、ベテランと若手の力の融合がある。個性的な面々が団結してチーム一丸となっているから、日替わりヒーローが生まれる。後半戦の名シーンとともに、彼らの活躍を振り返ろう。 ※成績は10月17日時点 山田哲人 キャプテンの意地

2021年:131試合130安打34本塁打100打点4盗塁、打率.274
言葉で引っ張るタイプではない。それを自覚しているからこそ、キャプテンに就任した今季は、バットでチームを引っ張るという自覚に満ちている。四番・村上に次ぐ、チーム2位の34本塁打、100打点。数字が、その覚悟と貢献度を示している。いつもひょうひょうとしてマイペースを崩さない山田だが、泥臭さも併せ持つ。10月7日の
巨人戦(神宮)のサヨナラ適時内野安打は、ボテボテの当たりも懸命な全力疾走が呼んだもの。「打った瞬間は終わったと思った」と話したが、誰よりもチームの勝利を信じて全力を尽くした。そんな主将の背中に、全員がついて行く。
HIGHLIGHT! 10月7日 巨人戦@神宮 9回一死まで無安打に抑え込まれていたが、塩見の安打をきっかけにチャンスをつくり、山田が適時内野安打でサヨナラ勝利を決めた
村上宗隆 四番の凄み
史上最年少で通算100本塁打、シーズン100打点を達成。若き四番の凄みは、日に日に増している。ただ・・・
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