
21年のセ最優秀バッテリー賞に選ばれた投手2冠の柳[左]と女房役の木下
投手力 PITCHING REVIEW
2020年に沢村賞を受賞した
大野雄大に代わり、21年は
柳裕也が大黒柱となった。最優秀防御率と最多奪三振の2冠を獲得してチームトップの11勝。大野雄は7勝11敗とリーグ最多の敗戦も、防御率はリーグ3位の2.95と意地を見せた。
小笠原慎之介は6年目にして初の規定投球回数に到達。8勝10敗の成績に終わったが、打線の援護がもう少しあれば勝敗が逆転していたはずだ。同じことは大野雄にも言える。初の開幕投手を務めた
福谷浩司は右足の親指骨折で夏場に登録抹消、
松葉貴大は9月に4勝を記録したが、ともにシーズンを通して働くことはできなかった。
リリーフ陣はチームトップの66試合に投げた
又吉克樹が抜群の安定感を見せた。
祖父江大輔、
福敬登、
藤嶋健人ら中継ぎ陣も奮投し、抑えの
R.マルティネスへとバトンを渡した。ロースコアの僅差で逃げ切るのは得意のパターン。ただし21年は1点差試合は18勝20敗。20年の12勝5敗から大きくダウンした。もっともこれは投手陣だけの責任ではないが……。
攻撃力 HITTING REVIEW
投高打低のチームではあるが・・・
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